児童福祉司 一貫田逸子 生贄の子◆心理的虐待◆の感想です。このエピソードでは、生贄になる子供が家庭にいることによってバランスが保たれている普通の家庭が出てきます。ここまでひどくはないけれども、意外と似たような家庭があるのではないでしょうか?


児童福祉司 一貫田逸子 生贄の子◆心理的虐待◆あらすじ


この生贄の子では、2つのエピソードが絡みあって進行します。
・ゆいちゃんのエピソード
・遠山心理判定員とその友人磯村のエピソード

ゆいちゃんのエピソード
ねーなんか変な臭しない。残飯みたいなご飯を食べている?!。

青葉の児童相談所の心理判定員遠山。今回の今回の主人公は遠山といってもいいかもしれません。

ある日、児童相談上に杉本ゆいちゃん13歳中学校1年生が相談に来た。親が行けと言われたから来たみたいなんです。

虐待の通告があったのは1週間前でした通告してきたのは中学校の先生です。うちの学校では月に1度お弁当の日があるんですけれど杉本さんのお弁当が変なんです。見た生徒によると変なにおいがしてどう見ても残飯としか見えないお昼ご飯をもって来てきたとのこと。

そこで遠山はゆいちゃんに絵をかかせてみました。その絵は、暗く顔の表情がないのっぺらぼうの絵でした。

また両親にも面接を行ってみましたがお母さんさんは少しヒステリックな感じで、お父さんは少し気弱な感じが見えます。

遠山は、ゆいちゃんの自画像は13歳にしては知的に少し低い気がすると会議でみんなに説明しました。遠山の診断では性格的には内向的で軽いうつ症状も見られるとのこと。結果として精神的にかなりダメージを受けていると判断しました。児童相談所のメンバーは保護すべしだと言う意見が多数を占めていましたが教育長指導部指導課の轟は、ネグレストではないんじゃないかと否定的。

でも小児科医の亜鳥先生は身体的に問題がないからといって精神的にダメージを受けている場合は心理的虐待に当たりますと。でも轟は親戚ダメージっていったってそれが大きいのかどうかなんて本当に分かるのかあくまで心理判定の印象でとりつく間もない。

遠山は顔のない愛を描く子は秘密を隠している可能性があるという。

相変わらずゆいちゃんの家では母親が残みたいなご飯しか与えていませんそれをこっそり盗み見ている父親。結局は父が妻から鬱憤を言われるのが嫌でゆいちゃんがその犠牲になっていたのでした。

その家族にとっては唯ちゃんが犠牲になることによってバランスが取られている家庭だったのです。ゆいちゃんは父親と母親から長期にわたり心理的虐待を受けていました。

その原因は後日母親から聞いたとこによると2番目の子供ができたときがきっかけでした。ゆいちゃんをおばに預けていたのでしたが、帰ってきたゆいちゃんがおばになついて、自分の子じゃないような気がしてだんだん憎らしくなっていたからだったそうです。気の毒なゆいちゃん。父親がしっかりしていれば、妻を叱ることができたのにと思わざるを得ませんでした。

遠山の友人磯村のエピソードですが、遠山に同僚の磯村から電話があり飲もうと言う話になります。磯村は子供のために寄付をするにはどうしたらいいんだと遠山に聞きます。磯村は大学の同期で一流企業に就職人事部長になったエリート。東山はなぜ磯村がそんなことを言い出したのか少し気になる。後日、遠山から磯村から依頼されていた福祉団体をリストアップした資料を渡して、好きなとこに寄付すればいいよというふうに言います。

遠山は磯村の顔が少し悪いような気がして気になります。さらに後日磯村は人を1人殺したと東山に告白。いじめられていたのを見ぬふりをして間接的に殺したようなものといい、後悔の念をもっているようでした。今寄付をするのはその時の償いのため。

そんなある日東山の友人の磯村が自殺で死亡しました。なんでも政治献金の責任をとって詰め腹をしたみたいなんです。。結局磯村は、誰かの生贄になったのです。

二人の生贄。社会は、誰かが生贄になるのを望んでいるのでしょうか?

後日談で救われるエピソードがあります。
ゆいちゃんを面接した遠山は、ゆいちゃんに絵を書いてもらいます。もちろん心理状態を判定するためです。その絵を見て、遠山は号泣。

その絵には、遠山が笑っている顔が描かれていたのです。なんともいえない清涼感が包まれた瞬間でした。


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